カメラを人生の主役に|働き方を変えてみた

Diary

今年に入って、仕事をやめた。

そして、ずっと気になっていた職業に就いた。

「一生この仕事で生きていこう」と思っていた仕事とは
まったく真逆の職業、経験のない仕事。

この選択をしたのは、真剣にカメラと向き合うため。
時間とタイミングを逃さないように、生活の軸を変えるためだった。

生活拠点を変えるために、まずは仕事選び。
撮りたいものがある場所に近く、時間など調整しやすい仕事がいいと思った。
正社員ではなく、パート。
Wワークもできて、シフトの融通がきくのが理想。

これまでにはない発想で動き始めると
苦労が多かった私にはあり得ないほどスムーズに物事が進み
無事、理想の仕事に就くことが出来た。

午前3時に起きて、始発電車に乗る。

一瞬も気が抜けないほど、繊細さとスピードを求められる作業。
重たいものを何度も運ぶ、【THE・肉体労働】(笑)

頭と体をフル回転させるから、始業から2時間もするとお腹が空いてくる。
でも、これが心と体を好転させる、最高の選択だった。

写真や、これからの活動の方向性もしっかりと見えてきた。
時には、突拍子もない発想や行動をしてみるものだと思った。

あとは生活拠点を移せば、もっと身近に、好きな写真が撮れるようになる。
それまでは、3時起きで頑張ろう。

2026年に入ると、早々にいくつもの問題がやってきて、一難去ってまた一難、という年になった。でも、ひとつひとつ向き合い、乗り越えてきた。
その中で、これからの人生について、以前よりずっと考えるようになった。

ゆっくり、じっくり悩んで、ひとつの結論にたどり着いた。

春先、江の島の写真展で、ある人に出会った。
「よかったら」と撮影会に声をかけてもらった。

それをきっかけに、江の島へ撮影に行く回数が増えていき、

「私の撮りたいものは、ここにある」
そう思える、大切な場所になった。

もっと、自分らしい生き方をしたいと思った。

これまでは季節ごとに話題になる場所へ行って、話題の花や景色を撮っていた。

花も好き。

風景も好き。

街スナップも好き。

それは今も変わらない。

でも、湘南の「海街を撮り歩く」という時間が、
自分にとって、どれだけ幸せで充実したものなのかに気がついた。

海街で生まれ、山に囲まれて幼少期を過ごし、
都会で暮らせば、そこにもすぐ馴染んだ。
どこへ行っても、意外と順応できるタイプ。

ただ、欠点は、人に合わせすぎてしまうところ。

傷ついているのに、その場では笑ってやり過ごしてしまうところ。
だから気がつけば、小さな傷が無数に残っている。

でも、そんな生き方はもうやめようと思った。

仕事が終わると全身筋肉痛で、午後9時には瞼が半分閉じてくる。
今は、それがものすごく心地いい。

穏やかで優しい人たちに囲まれ、通勤や仕事にまだ不慣れな私を気遣い
思いやりのあるメッセージをくれる上司がいて…。

仕事内容も初めての経験だけど、
正直、こんなに温かい職場に恵まれたのも初めてのこと。

セクハラ、パワハラ、イジメ。
延々と愚痴や他人の悪口を聞かされるような職場。

そんな環境ばかりで、「これが世の中では当たり前なんだ」と、
どこか諦めながら生きてきた。

でも、人生を半分過ぎたところで、ようやく穏やかな時間が流れ始めた。

とはいっても、まだまだ家族のこととか、問題は山積みなんだけど……。

それでも、そのことだけに振り回されず、淡々と毎日を過ごしていられるのは
やっぱり、思いやりのある環境に身を置く時間があるからなのだと思う。

安定した仕事に就いていてよかった、と、いつか思う日が来たかもしれない。

でも、来なかったかもしれない。

人生は長いようで短い。

1分1秒が、あっという間に過ぎていく。

言いたいことも言えず、
愛想笑いで、自分の心を大切にできなかった私とは、もうお別れ。

これからは、

自分の「こうしたい!」を大切に生きていきたい。

カメラと、大切な家族と共に……。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

嵐が来る直前とは思えないほど、空がきれいだった。

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